そもそも、どうして女性は冷えるのでしょうか。
筋肉量の少ない女性は、熱をつくるのも、熱を配るのも苦手です。最近のダイエット事情や冷暖房、服装などのライフスタイルも影響しています。
自覚症状のない人まで含めると、女性の8割以上に冷えがあるといわれています。冷え性は、体内で「熱をつくれない」ことと、「熱を配れない」という2つの理由で起こります。
●熱をつくるには?
熱エネルギーは、食べ物の消化・分解や、筋肉の運動、基礎代謝によってつくられます。
熱エネルギーは、食べ物の消化・分解や、筋肉の運動、基礎代謝によってつくられます。
●熱を全身に配るためには?
心臓や血管が健康で、かつ血巡りがよいことが重要です。熱が血液にのって全身に運ばれるから、私たちのからだはあたたかくいられるのです。
心臓や血管が健康で、かつ血巡りがよいことが重要です。熱が血液にのって全身に運ばれるから、私たちのからだはあたたかくいられるのです。
もともと女性は筋肉量が少ないため、熱をつくるのも、熱を配るのも苦手です。にもかかわらず、やせたいからと食事をとらなかったり、運動不足で筋肉量が少ないと、熱をうまくつくれなくなり冷え性へまっしぐら。そのほか、胃腸の働きが弱っている、タイトな洋服やガードルによる締めつけ、女性に多い貧血なども、冷えの原因になります。現代女性の冷えの原因の多くは、ライフスタイルにあるのです。
最近は、冷暖房によって部屋と屋外の寒暖差が大きくなり、自律神経が乱れて体温調節が上手くできなくなる人も増えています。また、過度なストレスがあると、自律神経の交感神経が優位になり、毛細血管が縮まって体の末端が冷えやすくなります。女性ホルモンのバランスの乱れも、冷えを招きます。