冷えと女性ホルモンは関係ありますか。
冷えと同時に、月経不順など、月経のトラブルを抱えている人は、女性ホルモンの不調が原因かもしれません。
女性ホルモンに不調があると、月経が乱れたり、冷えが起こるようになります。逆に冷えることで、女性ホルモンの不調を招いてしまうこともあります。
女性ホルモンは、脳が司令塔となり分泌されています。ですから、ムリなダイエットやストレスなどで脳が生命の危険を感じ取ると、体が女性ホルモンの分泌をやめて、月経をストップさせてしまうことがあるのです。月経不順と冷えが同時に起こるようなら、女性ホルモンの不調かもしれません。月経がある女性は基礎体温をつけることは、女性ホルモンの状態が把握できるので、体調管理に役立ちます。
実は、更年期障害の症状の一つ「ほてり」も、冷え性の一種。女性の更年期には、女性ホルモンの分泌が急減期に減るため、自律神経系に乱れが出やすくなり、自律神経失調症状が出やすくなります。更年期には、それまで冷え性だった人が、急にほてったり、汗が出るようになったりします。首から上だけほてり、下半身は冷えているということもよくあります。症状がひどいときは、女性外来や婦人科へ相談してみてください。