ニュースリリース

日本初 血圧や体温などの測定データを電子カルテに自動転送

スポットチェックモニタ HBP-1600
-安全で効率的な看護業務をサポート 2012年2月20日発売-
商品
(写真)=スポットチェックモニタ HBP-1600

オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:宮田喜一郎)は、日本で初めて*1血圧や体温、SpO2(血中酸素飽和度)などの測定データを電子カルテに自動転送する*2「スポットチェックモニタ HBP-1600」を、2012年2月20日から発売します。
販売は、当社の医療機器販売会社であるオムロン コーリン株式会社(本社所在地:東京都文京区、代表取締役社長:小林 洋)を通じて行います。

近年、医療機関では患者の容態や治療過程を記録するカルテの電子化が進んでいます。ベッド数が200以上の病院で2006年には16.9%だった電子カルテ導入率は、2012年には40%近くまで増えることが見込まれています*3。
このように電子カルテを導入している医療機関が増加する中、血圧や体温といった患者の生体情報測定(スポットチェック*4)の際には、通常1日に2~3回看護師が測定してメモをとり、その後電子カルテに手作業で入力・転記をする必要があり、入力作業の業務負担の軽減や、データの転記ミス・入力間違い・入力漏れの発生予防などが課題となっています。

このたび発売する「スポットチェックモニタ HBP-1600」は、日本で初めて患者の血圧や体温、SpO2などの測定データを、患者と測定者のID情報と共に電子カルテに自動転送する医療機関向けのスポットチェックモニタです。
スポットチェックモニタ本体には無線LAN通信機能を搭載しているので、測定した血圧と脈拍数のデータを、送信ボタンを押すだけで簡単に電子カルテに転送することができます。また、バーコードリーダ(別売)を利用して患者と測定する医療従事者が身に付けているバーコードの情報からID認証を行い、測定データと共に患者と測定者の情報を電子カルテに転送でき、安全で効率的な看護業務をサポートします。
さらに、2011年12月に先行発売するオムロン 電子体温計 MC-1600W-HP、パルスオキシメータ HPO-1600-FPと組み合わせて利用することで、体温やSpO2の測定データを電子カルテに転送し、管理することが可能です。体温計とパルスオキシメータはRFID*5を内蔵しているため、スポットチェックモニタ本体にかざすだけで、測定データが転送されて本体画面に表示されます。データを確認後、スポットチェックモニタ本体の送信ボタンを押すと測定データは電子カルテに転送されるので、血圧や脈拍の測定データと合わせて入院患者の容態を総合的に管理することができます。
 入院患者の日々の容態チェックに必要な測定データを一度に電子カルテに送信することができるため、データ入力作業の負担を軽減すると共に、手入力による転記ミスや入力ミス・入力漏れを低減。電子カルテによる院内のスムーズで適切な情報共有に役立ちます。

  • *1 2011年オムロンヘルスケア調べ。医療機関向けスポットチェックモニタにおいて
  • *2 体温、SpO2の測定には、別売品の体温計、パルスオキシメータが必要
  • *3 「2008年版 医療情報・管理システム市場の将来展望」(矢野経済研究所)より
  • *4 スポットチェック:医療従事者が病院内を巡回して患者一人ひとりの体温など生体情報を測定する業務。
    米国の医療機関で一般的に使用されており、日本では検温業務とも呼ばれています。
  • *5 RFID(Radio Frequency IDentification):電波による非接触通信とICチップを利用した非接触認証技術

詳細は次のとおりです。

<スポットチェックモニタ HBP-1600 主な特長>

1.日本初 血圧や脈拍の測定データを電子カルテに自動転送

スポットチェックモニタ本体には無線LAN通信機能を搭載しているため、測定した血圧と脈拍数のデータは、送信ボタンを押すだけで簡単に電子カルテに転送することができます。また、バーコードリーダ(別売)を利用して、患者と測定する医療従事者が身に付けているバーコードの情報からID認証を行い、測定データと共に患者と測定者の情報を電子カルテに転送でき、安全で効率的な看護業務をサポートします。
入院患者のベッドサイドに一台ずつ設置して患者が好きなときに測定を行い、その生体情報を経過管理したり、カートに乗せて病院内を巡回し、病室内の大勢の患者の生体情報を一度に管理するなど、設置場所に合わせた利用が可能。病院の規模や設備に合わせて活用していただけます。

2.別売の体温計、パルスオキシメータとの組み合わせで、体温とSpO2の測定データも電子カルテへ自動転送可能

2011年12月に先行発売するオムロン 電子体温計 MC-1600W-HP(別売)、パルスオキシメータ HPO-1600-FP(別売)と組み合わせて利用することで、体温やSpO2の測定データも電子カルテに転送し、管理することが可能です。
体温計とパルスオキシメータはRFIDを内蔵しているため、スポットチェックモニタ本体にかざすだけで、測定データが転送されて本体画面に表示されます。データを確認後、スポットチェックモニタ本体の送信ボタンを押すと体温とSpO2のデータが電子カルテに自動転送されるので、入院患者の容態を総合的に管理することができます。

<オムロン 電子体温計 MC-1600W-HPについて>

●特長

  • すばやく検温できる、平均20秒の予測検温
  • 収納ケースからの出し入れによって電源のオンオフが可能
  • はさみやすく、わきの下でずれにくいフラット感温部
  • 高温と低音を組み合わせ、ご高齢の方にも聞き取りやすい検温終了お知らせブザー音
  • 丸洗いとアルコール消毒に対応
  • 省スペースで収納可能な6本セットもご用意

●発売日
 2011年12月

<パルスオキシメータ HPO-1600-FPについて>

●特長

  • 夜間など暗い場所でのスムーズな測定が可能な、明るく見やすいマルチカラー有機ELディスプレイ
  • 重さ約57gの小型・軽量モデル
  • スイッチを押すだけで、表示スクリーンが180度回転
  • オプションの専用プローブの使用で、小児の測定も可能

●発売日
 2011年12月



■メーカー希望小売価格
  本体 157,500円(税込)
  体温計 2,887円(税込)
  パルスオキシメータ  52,290円(税込)

■販売目標
  本体 500台(初年度)
  体温計 20,000台(初年度)
  パルスオキシメータ  1,500台(初年度)

■主な仕様

販売名 スポットチェックモニタ HBP-1600
一般的名称 医用電子血圧計
型番 HBP-1600-MU
電源 AC100V、50/60Hz(専用アダプタ使用)
外形寸法 幅180×高さ157×奥行き159mm
質量 約700g
測定項目 最高血圧、最低血圧、脈拍数
標準付属品 ACアダプタ、取扱説明書、医療機器添付文書、品質保証書
別売品 GSカフ、eフィットカフ、エアホース、バッテリ、体温計、パルスオキシメータ、バーコードリーダ、架台、専用サーバ
医療機器認証番号 223ACBZX00067000:管理医療機器、特定保守管理医療機器



<別売品の仕様>

体温計:

販売名 オムロン 電子体温計 MC-1600W-HP
一般的名称 電子体温計
型番 単品:MC-1600W-HP、6本セット:MC-1600W-HPS
電源 DC3.0V(アルカリボタン電池LR41×2個)
外形寸法 幅20×高さ136.8×奥行き12.7mm
質量 約14g(電池含む)
測定方式 予測・実測(ピークホールド方式)
体温表示 3桁+℃表示、0.1℃毎
測定範囲 32.0~42.0℃
付属品 アルカリボタン電池LR41×2個(内蔵)、収納ケース、取扱説明書(品質保証書付き)、医療機器添付文書、EMC技術資料
医療機器認証番号 223AGBZX00181000:管理医療機器



パルスオキシメータ:

販売名 パルスオキシメータ HPO-1600-FP
一般的名称 パルスオキシメータ
電源 単4アルカリ電池×2個
外形寸法 幅34×高さ31×奥行き62mm
質量 約57g(電池含む)
測定項目 SpO2、脈拍数
付属品 単4アルカリ電池(LR03)×2個、取扱説明書(品質保証書付き)、医療機器添付文書、ネックストラップ、収納ポーチ
医療機器認証番号 223AABZX00109000:管理医療機器、特定保守管理医療機器