vol.100

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Q質問

糖尿病の診断基準が変わったと聞きましたが、何が変わったのですか?

A回答

血糖値に加えてHbA1cという指標を診断に導入することで、1回の検査で糖尿病と診断できるようになりました。
2010年7月より、糖尿病の診断基準が変わりました。それ以前の基準では、糖尿病の診断は2回の血糖値検査によって行われていました。2回の検査が必要だったのは、1回の測定で基準値を上回っても、慢性的に血糖値が高いかどうか判断できないからです。このため、別の日に再検査を行い、2回とも基準値を上回った場合に初めて糖尿病と診断されていました。

新しい診断基準では、血糖値に加えてHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という指標で診断を行い、血糖値とHbA1cがともに基準値を上回った場合に糖尿病と診断されます。HbA1cとは血液中で酸素を運ぶヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので、過去1~2カ月の血糖値を反映する糖代謝の指標です。血糖値とHbA1cは1回の血液検査で測定できるので、新しい診断基準では再検査をしなくても糖尿病と診断できるようになりました。

以前の診断基準では、患者さんの都合などの理由で2回目の検査が受けられず、糖尿病であっても見逃されていた患者さんが少なからずいたものと思われます。新しい診断基準による迅速な診断が、糖尿病の患者さんの早期発見と治療につながると期待されています。
  • このコラムは、掲載日現在の内容となります。
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