vol.102

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Q質問

最近、げっぷや胸やけが頻繁に起こります。私は肥満気味なのですが、生活習慣が原因でこのような症状が起こることがあるのでしょうか?

A回答

げっぷや胸やけといった症状がでる「胃食道逆流症」という病気は、脂肪の多い食事や肥満などの生活習慣も原因となります。
生活習慣が原因となってげっぷや胸やけといった症状がでる病気では、胃食道逆流症(GERD;ガード)という病気があります。GERDとは、胃酸や消化酵素といった胃の内容物が食道に逆流することで食道の粘膜が損傷を受けて起こる病気の総称です。主な症状はげっぷや胸やけ、呑酸(どんさん;胃酸が口の中に逆流することによる酸味や苦み)などですが、ときに慢性的なせき、のどの違和感、狭心症に似た胸の痛みまで起こることがあります。

わが国では最近、脂肪摂取量や肥満の増加とともにGERDを起こす人が増えています。というのも、脂肪の多い食事は胃酸の分泌を刺激しGERDの原因となることがあるからです。また、肥満の人では蓄積した内臓脂肪が胃を圧迫し、胃内容物の食道への逆流が起こりやすくなることがわかっています。したがって、肥満の人は体重を落とすことが有効な治療となります。症状がひどい場合は胃酸の分泌を抑える薬を用いることもあります。
GERDの患者さんは、脂肪の多い食事を避けるほか、アルコール、コーヒー、炭酸飲料、チョコレートなども控えましょう。これらの飲食物は逆流症状を悪化させることがあるからです。また、寝るときに胃内容物が食道に逆流しないように、左側を下にしたり(右側を下にすると、食道が胃より低い位置になるので逆流が起こりやすくなります)、上半身を高くして寝るとよいでしょう。
  • このコラムは、掲載日現在の内容となります。
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