vol.106

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Q質問

少し前に糖尿病の治療をはじめました。治療をはじめてから視力が低下したような気がします。眼底に網膜症はないのですが、なぜでしょうか?

A回答

治療により血糖値が急に下がった場合、からだ全体がその状態に慣れるまで、物がかすんで見えるなどの違和感が一時的に生じることがあります。
糖尿病の治療をはじめると、視力が落ちたり、物がかすんで見えるといった症状がでることがしばしばあります。これは血糖値が高かった状態から急に下がった場合におこる現象で、多くの場合は一過性の遠視です。高血糖の状態にあったときにはからだ全体がその状態に慣らされていたため、血糖値が低くなった状態に慣れるにはある程度の時間がかかります。具体的には、血糖値が下がると、眼の水晶体の内外でのグルコースとグルコースから変換された物質の濃度差に変化が生じて水晶体が膨むことで、物がかすんで見えるということがおこるのです。

2~3週間もすると、水晶体の内外でのこれらの物質の濃度差も解消され、見え方の違和感もなくなってきます。したがって、すぐに眼鏡やコンタクトレンズをつくらないで、血糖コントロールが安定するまで様子をみたほうがよいでしょう。
  • このコラムは、掲載日現在の内容となります。
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