vol.116

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Q質問

60代男性です。若いころからお酒が好きなのですが、年齢を重ねるとともに、以前より少ない量のお酒でも酔うようになってきた気がします。お酒に弱くなると、生活習慣病にもかかりやすいのでしょうか?

A回答

年齢とともに、肝臓がアルコールを分解する働きが低下しているものと思われます。酔いやすくなったと感じたら、アルコールの量を減らしたほうがよいでしょう。
「酔う」とは、肝臓でのアルコールの処理が追いつかなくなって血液中に多くのアルコールが残り、「血中アルコール濃度」が高くなって脳に影響を与えている状態です。血中アルコール濃度が高い状態が続くと、高血圧や脳梗塞、肝機能障害などをおこすリスクが高くなります。高齢者では、脳萎縮、認知症につながることもあります。

以前より酔いやすくなったということは、肝臓がアルコールを分解する働きが加齢とともに低下しているものと思われます。したがって、同じ量のアルコールを飲んでも以前より血中アルコール濃度が高くなっているので、これらの病気になるリスクも増しているといえるでしょう。酔いやすくなったと感じたら、アルコールの量を減らしたほうがよいでしょう。
また、酔いやすくなると、酔った状態が続くのを楽しむようになり、アルコールの量がかえって増えることがあります。アルコールの量が増えるとアルコール依存症につながる危険もあり、実際に、日本ではアルコール依存症になる高齢者が急激に増えています。一方で、高齢のアルコール依存症患者では治療の効果が高いという特徴がありますので、アルコール依存症が疑われたら、アルコール依存症の診療を行っている病院や精神科を受診することをお勧めします。
  • このコラムは、掲載日現在の内容となります。
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