vol.14

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Q質問

50歳の女性です。昨年の健診ではLDLコレステロールが100mg/dlだったのに、今年は150mg/dlになっていて、治療が必要と判定されました。体重などには変化がなく、原因がわからないのですが。

A回答

更年期の女性では、ホルモンバランスの変化からLDLコレステロールなどが増えることがあります。
通常、血中のLDLコレステロールや中性脂肪は、加齢に伴って徐々に増加していくことが知られています。しかし女性の場合、閉経によってエストロゲンというホルモンが低下するのに伴い、LDLコレステロールや中性脂肪の代謝に変化が起こります。エストロゲンにはLDLコレステロールの異化・排泄を促す効果などがあるため、これが減少すると血中のLDLコレステロールが増加してしまいます。現在では、閉経後にLDLコレステロールが上昇し、高脂血症の治療が必要になる人が、全体の約30~40%にも上るといわれています。この現象は閉経後の女性の動脈硬化を悪化させ、冠動脈疾患が増加する原因のひとつとなっています。このため、閉経に伴う高脂血症も通常の高脂血症と同様に、食事療法、運動療法を行い、必要に応じて薬物療法で治療する必要があります。更年期の女性におけるLDLコレステロール上昇の原因は、ホルモンバランスの変化による場合が多いのですが、もちろん男性の場合と同様、生活習慣の悪化なども原因となっています。
また、更年期を迎えると骨粗しょう症など、ほかの病気の心配も出てきます。骨粗しょう症の予防のために小魚などを食べすぎてはいませんか? 魚の内臓や卵などはコレステロールを多く含んでいるので、食べすぎると血中のLDLコレステロールが増える原因となりますから気をつけましょう。
  • このコラムは、掲載日現在の内容となります。
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