vol.177

LINEで送る 一覧に戻る

Q質問

糖尿病患者は、食間の空腹を避けた方がいいのか、空腹時間があった方がいいのか、どちらがいいのでしょうか。

A回答

飲んでいる糖尿病薬の種類、肥満の程度や生活パターンによって異なります。
糖尿病合併症を予防するためには、血糖コントロールの改善が大切です。最近の報告では、頻回に低血糖を起こすと、心血管リスクが高くなることが知られています。そのため、低血糖を起こさない質のよい血糖コントロールが求められています。もし、低血糖を起こす糖尿病薬(スルホニル尿素薬やインスリンなど)を処方されている人は、空腹感が低血糖のサインになっている可能性があります。中には、糖尿病薬のために低血糖気味で間食をしている人もいます。例えば、夕方に極度の空腹感が出ている場合には、血糖のチェックと薬が必要かもしれません。
肥満を伴う患者さんの中には、空腹感をあまり感じず、時間になったら、食事をしている人がいます。その場合には、1回の食事量が多すぎることもあります。その際は、1回の食事量を少し減らした方がよさそうです。肥満傾向の人は、空腹になると何かつまむ傾向があります。そこで、少し我慢すると、身体についている脂肪を使い始めます。つまり、空腹感は脂肪が燃え始めた証拠なのかもしれません。
夕食が遅くなる人は、夕方と帰宅後の2回に分けて食べるのも一法です。このように、飲んでいる糖尿病薬の種類や肥満の程度、生活パターンによって変わります。空腹は最高のスパイスとも言われています。上手に空腹感と付き合うことが大切ですね。

この記事をシェアする

LINEで送る
blank 商品のご購入はこちら
このページの先頭へ戻る