vol.33 私は生理前になると体がむくんだり、ひどく眠気を感じたりします。こういった症状を少しでもやわらげるためにはどうしたらよいのでしょうか?

生活習慣病Q&A
私は生理前になると体がむくんだり、ひどく眠気を感じたりします。こういった症状を少しでもやわらげるためにはどうしたらよいのでしょうか?
体調をコントロールするために、まず基礎体温や体調の記録をつけ、自身の月経の周期を知りましょう。
生理前の体のむくみ、眠気、イライラするといった症状に悩まされている女性は多いと思います。このような、月経の時期に心身にあらわれる不快な症状を総称して「月経前症候群PMS(Premenstrual syndrome)」と呼びます。この症状は人によって様々で、度合いも個人差があります。気にならない程度の人もいますが、ひどい人になると寝込んでしまったり、会社や学校を休まなければならないなど、日常生活に支障をきたす場合があります。
上記のようなつらい症状を緩和するには、基礎体温をつけ、それを参考に体調を管理することから始めましょう。基礎体温をつけることによって自身の月経の周期を知り、不快な症状が起こる時期を事前に予測することができます。予測ができれば、その症状に備えて心や体の準備をすることができます。また、体調を整えるために全身を使った運動やウォーキング、姿勢を良くするなど適度に体を動かし、睡眠をしっかりととることも効果的です。
基礎体温や体調の記録をつけることで、月経の周期や体調変化のリズムをつかみ、生活習慣の改善など自身に適した対処法を続けていくようにすると良いでしょう。

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先生のプロフィール

島本 和明先生

島本 和明 先生

日本医療大学総長
略歴
昭和46年 札幌医科大学卒業
昭和47年 札幌医科大学第二内科入局
昭和48年 東京大学医学部第三内科研究生
昭和53年 米国サウスカロライナ医科大学 留学
昭和55年 札幌医科大学第二内科講師
昭和59年 札幌医科大学第二内科助教授
平成8年 札幌医科大学第二内科教授
平成16年 札幌医科大学附属病院長
平成22年 札幌医科大学理事長・学長
平成28年 日本医療大学総長
ご専門
内科学全般、循環器、高血圧、腎臓、内分泌、糖尿病

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