vol.143

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Q質問

65歳で糖尿病の治療をしています。最近「肺炎予防」にも気をつけるべき、とよく目にするのですが、糖尿病も肺炎の原因になるのでしょうか?

A回答

はい。特に、高血糖で抵抗力が低下している人や血管や神経障害がある人は肺炎になりやすく、重症化しやすい傾向があります。
肺炎は、細菌やウイルスに感染することによって起こります。単に「風邪が悪化した」程度のものではなく、がん、心疾患に次いで、日本人の死因の第3位となっている重大な疾患です。
2歳未満の乳幼児や65歳以上の高齢者、そして慢性疾患がある場合、感染するリスクが高くなります。そして、糖尿病の人は、肺炎などの感染症になりやいすことはよく知られています。血糖コントロールが糖尿病の人は、肺炎にかかると重症化しやすく、その回復にも時間がかかってしまいます。その原因として、高血糖による細菌やウイルスに対する抵抗力の低下に加え、血糖障害や神経障害が関係していると考えられています。また、肺炎などの病気の日(シックデイ)では、食事量が低下している場合であっても、インスリンの効きが悪くなり、血糖が高めになることがあります。

肺炎を予防するためには、うがい・手洗いの励行や、風邪の流行時に人ゴミを避ける、マスクをするといった基本的なことに加え、抵抗力を高めるために生活習慣を見直し、慢性疾患をきちんと治療すること、そして予防接種も有用です。
予防接種に関しては、2014年の10月1日から、高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期接種になりました。そのため、一定の年齢の人、また60歳から65歳未満の方で、心臓や腎臓、呼吸器の機能に事故の身辺の日常生活活動が制限される程度の障害を持つ方などは、費用の一部が公費で補助されます。
詳しくは、厚生労働省のホームページや、お住まいの市区町村の保健所などでご確認ください。


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