vol.204

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Q質問

3/9は脈の日で、その日から一週間は「心房細動週間」という記事を読みました。心房細動は高血圧とも関係があるそうですが、どのように関わるのでしょうか?

A回答

高血圧は、脳卒中の大きな原因のひとつである心房細動の危険因子です。
「心房細動」という言葉を耳にしたことがある方は多いかと思いますし、字面からなんとなくどういった状態か想像がつく方も多いのではないでしょうか。「心房細動」とは不整脈(不規則な脈)の一種で、「心房」という心臓の「部屋の一部」が、細かく早く動くことを指します。心房細動の患者さんは、検診で見つかるだけでも約80万人、実際には100万人を超えると推測されており、特に高齢者に多く認められます。超高齢社会において、さらに増加する可能性もあるのです。
そして心房細動は、心臓にできた血の塊が原因となる脳梗塞の2割から3割を占める大きな原因でもあります。つまり、寝たきりや要介護状態へ至る脳卒中を防ぐためにも、心房細動を知り、注意して、予防につとめることが重要といえるのです。
心房細動は、原因が特にないものもありますが、心不全や非リウマチ性弁膜症、そして高血圧が危険因子といわれています。高い血圧のせいで、心房に負荷がかかるためです。
特に、高血圧の患者さんはわが国において4,300万人といわれるだけに、血圧のみならず、脈の乱れ、不整脈にも気を配っておくべきでしょう。
「心房細動週間」は、日本脳卒中協会と日本不整脈心電学会が中心になって行われている、心房細動からの脳梗塞を予防するための取り組みです。心房細動の患者さんが適切な治療を受けると、約6割の脳梗塞を予防できることがわかっています。高血圧の患者さんは、脈を自己チェックすることなどで、不整脈や心房細動に注意するようにしましょう。

参考:循環器最新情報(日本心臓財団)
https://www.jhf.or.jp/pro/hint/c5/hint005.html
  • このコラムは、掲載日現在の内容となります。
    掲載時のものから情報が異なることがありますので、あらかじめご了承ください。

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