vol.29

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Q質問

30代の男性です。最近、仕事をしていると頭に血がのぼったような感覚がします。気になったので病院で血圧を測ったのですが、それほど高くありませんでした。特に問題はないのでしょうか?

A回答

病院で測った血圧より家庭で測った血圧の方が高いことがあります。念のため家庭や職場で血圧を測ってみることをおすすめします。
日常生活でのストレスや喫煙で上昇した血圧が、診察室でリラックスすることによって一時的に下がることがあります。このように、病院で測った血圧が正常でも、病院外で測った血圧が高いことを「仮面高血圧」といいます。高血圧治療は、もともと病院で測る「外来血圧」を基準として診断されてきました。しかし、24時間血圧計や家庭血圧計による測定から、病院で測った血圧と家庭で測った血圧が異なる場合があることが分かり、「仮面高血圧」や「白衣性高血圧(日常生活では正常なのに診察室で緊張し血圧が高くなってしまう)」の存在が知られるようになりました。2004年12月に発行された「高血圧治療ガイドライン2004」では、外来血圧140/90mmHg以上、家庭血圧135/85mmHg以上を高血圧としています。
仕事が忙しくストレスの多い人やヘビースモーカーの人は特に「仮面高血圧」に注意が必要です。また、すでに高血圧の治療を受けていて一見、血圧のコントロールが上手くいっている人でも、夜間の高血圧によって気づかないうちに心肥大や腎障害などの臓器障害が進行しているケースがあります。
「仮面高血圧」は、脳卒中や心筋梗塞を起こす確率が高いことが知られています。そのようになってからでは遅いので、病院で測った血圧が正常でも、家庭でも測ってみるのがよいでしょう。
  • このコラムは、掲載日現在の内容となります。
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