本製品は一般家庭での検温用には適しません。また一般的に皮膚温度は外部環境の影響を受けやすいため、本製品は体温の目安として使用し、必要があればわき下の体温計などであらためて測定してください。
一般のご家庭での検温にはわき下測定体温計をご利用ください。
MC-720
はじめに
額の温度は発熱以外にも、外気温度の変化や緊張などの精神的な影響を受けやすく使用には下記の注意が必要です。
冬場など外気温が低くなる季節における注意事項
●顔のほてり
寒い場所から急に暖かい場所に入った場合など、急激な温度差を感じると熱を放出するために一時的に顔がほてることがあります。
この場合は値が高く表示される可能性があります。
顔が熱い、ポカポカしている、頬がジンジン温まるなどを感じたら顔のほてりが落ち着いてから測定してください。
●外気で額が冷えている
寒い場所にいて額が冷たい場合、体温が低く表示される可能性があります。
室内の温度に慣れ、額が温まるまで待ってから測定してください。
夏場など外気温が高くなる季節における注意事項
●汗をかいて額が冷えている
暑い場所にいて汗をかいている場合は、汗で額が冷えています。
汗は皮膚の温度を下げる効果があるため、安静にし、汗が引いてから測定してください。
その他 注意事項
- 仕事中、考え事をしたり、緊張やイライラを感じているときは頭の血行がよくなり、額の皮膚温を一時的に高くする傾向があります。
- 運動直後、入浴後など身体があたたまっていると額の皮膚温も高くなり、測定結果が高くなる傾向があります。
直近30分以内に入浴や運動をせず、安静にしてから測定してください。 - 体温計を実際に使用する場所の室温になじませてください。
- 屋外での使用はお控えください。太陽からの赤外線も一緒にとらえてしまいます。また、風や外気が流入する場所での使用は避けてください。
- 額以外の部位で、体温測定はできません。
- プローブレンズは常にきれいにしてください。
本製品の動作原理
- 本製品は、額の表面温度を舌下で測定した体温に換算した値を体温として表示します。そのため、わき下での測定に比べて差がでる場合があります。
特長
額で測定した表面温度を、舌下で測定した体温に換算する体温測定モードを備えています。
人体から放射される赤外線をセンサでとらえ、舌下で測定した体温に換算した値を表示します。
- 肌に触れずに測定できるので衛生的。
- 医療機関・学校・施設・飲食店など多くの人を対象とした検温が簡単におこなえます。
- 25回分の検温データを保存。
わき下での測定に比べて高く表示される場合があります。

肌に触れずに測定できるので衛生的です。
医療機関・学校・施設・飲食店など多くの人を対象とした検温が簡単におこなえます。

25回分のデータを保存できます。
※本製品は体温の目安として使用し、必要な場合は、わき下測定体温計での測定をお勧めします。
使い方
使用手順
- [ON/MEM]を押す
- ピピッと鳴って「
」マークが点灯したら検温準備完了
- 額の中心から指2本分(約3cm)あけて本体をもつ
- [START]を押すとピーと鳴って約1秒で検温終了
- 体温計は額に対して平行にします
- 体温計と額の距離は離しすぎたり、近すぎたりしないでください
- 額以外では正しく検温できません
- 身体を動かさないでください
- 前髪はあげてください
連続して測るとき
集団検温や連続して測るときは測定後、「ピピッ」と音が鳴ってディスプレイのバックライトが消灯した後、再度「START」ボタンを押し、「」が点滅から点灯に変わるのを確認してください。(5秒程度かかります)
こちらで次の検温準備が完了です。「START」ボタンを押して測定してください。
2回目以降の測定では、前回の測定値が右上に、今回の測定値が中央に表示されます。
使い終わったら
ディスプレイに「OFF」と表示されるまで[ON/MEM]ボタンを長押ししてください。
「OFF」と表示された後、室温が表示されます。
本製品は、OFF表示後、常に室温が表示されます。非表示状態にはなりません。
ご利用用途
入室時の体温の目安としてご利用ください。
より正確な体温の計測が必要な場合にはわき下測定体温計で再度計測ください。
- お客様の来社時に
- 患者様の来院時に
- 子供や先生の体調管理に
- 利用者の入館時に
- イベント参加者の来場時に
- お客様の来店時に



資料ダウンロード
ご使用中の不明点やご使用前の注意点など詳しく知りたい方は、下記より取扱説明書などを、PDF形式でダウンロードいただけます。