喉が詰まる感じと息苦しさの原因|体の異変に気づくために

不整脈・心房細動 病名・疾患解説
喉に何か詰まっているような違和感や、呼吸がしづらい息苦しさは、多くの人が一度は経験する症状です。多くは一時的なものですが、耳鼻咽喉科の病気や消化器疾患、さらには全身の異常が隠れていることもあります。ここでは、喉の詰まり感や息苦しさのタイプと特徴、原因、関連する病気、検査方法を整理し、早めの対応の重要性を解説します。
vol. 喉が詰まる感じと息苦しさの原因|体の異変に気づくために

喉が詰まる感じ・息苦しさのタイプと特徴

喉の詰まり感に見られる主な症状とタイプ

喉に異物があるような違和感や締め付け感、飲み込みにくさ、喉の圧迫感、声のかすれなどが現れることがあります。

  • 炎症性タイプ:咽頭炎や喉頭炎などによる腫れや痛みを伴う
  • 逆流性タイプ:食後や横になると悪化し、喉のイガイガ感を伴う
  • 心因性タイプ:ストレスや緊張が原因で、検査で異常が見つからないケースも

息苦しさに見られる主な症状とタイプ

空気がうまく吸えない、深呼吸しても物足りない感覚、胸の締め付けや喉の違和感を伴うことがあります。

  • 一過性タイプ:緊張時や発作的に出ることが多く、パニック障害などで見られる
  • 慢性タイプ:呼吸器疾患や鉄欠乏性貧血、心疾患が原因となることもある

喉が詰まる感じや息苦しさを引き起こす原因

耳鼻咽喉科領域の原因

咽頭炎・喉頭炎などの感染症、咽喉頭異常感症(ストレスや自律神経の乱れによる)、後鼻漏による喉の刺激が挙げられます。

消化器系の原因

逆流性食道炎や咽喉頭逆流症(LPR)、食道狭窄や食道がんなどの器質的異常が原因となることがあります。

その他の原因

鉄欠乏性貧血による酸素不足、パニック障害や不安障害などの心因性要因、甲状腺の腫れや腫瘍による圧迫、気管支喘息などの呼吸器疾患も考えられます。

喉が詰まる感じ・息苦しさに関連する主な病気

耳鼻咽喉科系の病気

  • 咽頭炎・喉頭炎・扁桃炎
  • 咽喉頭異常感症
  • 咽頭がん・喉頭がん

消化器系の病気

  • 逆流性食道炎
  • 咽喉頭逆流症(LPR)
  • 食道がん・食道狭窄

内科・全身性疾患

  • 甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病など)
  • 自律神経失調症、パニック障害
  • 鉄欠乏性貧血(酸素不足で息苦しさや喉の違和感が出る)
  • 気管支喘息・慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患

喉の詰まり感・息苦しさの原因を調べる検査

耳鼻咽喉科で行う検査

喉頭ファイバースコープ(内視鏡)による直接観察、アレルギー検査、感染の有無を確認する検査が行われます。

消化器内科で行う検査

上部消化管内視鏡(胃カメラ)で逆流性疾患を確認し、必要に応じて食道内pH・内圧検査やバリウム検査を実施します。

その他の検査

甲状腺のエコー検査やホルモン検査、胸部レントゲン、血液検査(特に鉄分・ヘモグロビン値)も重要です。

まとめ

喉の詰まり感や息苦しさは、耳鼻咽喉科や消化器疾患、全身性の異常など多様な原因で起こります。症状が長引く、悪化する、飲み込みにくさや呼吸困難を伴う場合は、早めの受診が必要です。適切な検査と治療により、原因を明確にし、再発を防ぐことが可能です。




記事監修

三菱京都病院顧問 循環器専門医 医学博士 桝田 出
【経歴】
1980年 東京慈恵会医科大学卒業
慈恵医大第3内科、国立循環器病センター、京都大学第2内科などを経て現職。


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