家庭での心電図を記録して
心房細動の早期発見を
心電計付き上腕式血圧計「HCR-7800T(図中ではthe Complete
と表記)」を用いた臨床研究があります。心房細動の治療方法のひとつであるアブレーション手術後の心房細動患者さん(最終解析対象者94名)に対して、家庭での朝晩の血圧測定と心電図記録を12ヵ月間実施してもらいました。また、アブレーション手術後の通常診察として3ヵ月ごとに病院内で12誘導心電図を記録しました。その結果、家庭での心電図記録で31名(全体の33%)、通常診療における12誘導心電図記録では18名(同19%)の患者さんで心房細動の再発を検出しました。家庭での心電図記録は通常診療における12誘導心電図記録と比較してより多くのケースで心房細動の早期発見につながることを確認できました。
* Senoo K. et al, IJC Heart & Vasculature. 2023 Jan 19;44:101177.
心電計付き上腕式血圧計(グラフ内:赤色 the Complete)は、通常診療(グラフ内:青色 Usual Care)と比較して、より頻回に心房細動の可能性を確認できるため、心房細動の再発をより多く検出できた。