ニュースリリース

日本臨床試験学会第15回学術集会総会に協賛

2024.03.04 イベント

オムロンヘルスケア株式会社（本社所在地：京都府向日市、代表取締役社長：岡田歩、以下当社）は、2024年3月7日（木）から9日（土）の3日間、ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター（大阪市北区）で開催される日本臨床試験学会第15回学術集会総会に協賛します。今回は、ブース出展に加えて、「家庭用デジタルデバイスデータのDCT^*1活用への期待」に関するランチョンセミナーを開催します。

日本臨床試験学会では、臨床研究に携わる専門職の知識と技術の向上を目的とした情報交換や研究活動を推進しています。現在、日本での臨床試験は医療機関への通院による時間や場所の制約で被験者に負担がかかるなどの理由から、被験者が集まりにくく、試験期間が長期になるという課題があります。
当社は、このような課題を解決するために、ランチョンセミナーの開催やブース展示を通じて、DCTにおける通信機能付き家庭用医療機器の活用に関する提案を行います。通信機能付き血圧計などをDCTに導入することで、家庭で取得したバイタルデータを簡単に医療機関と共有することが可能になります。その結果、これまで被験者にとって負担となっていた医療機関への通院頻度の減少や、適切なタイミングでの介入に繋がります。

ランチョンセミナーでは、浅田健人先生（大阪大学医学部附属病院未来医療開発部臨床研究センター副センター長特任准教授）を座長に迎え、谷田部淳一先生（福島県立医科大学腎臓高血圧内科博士研究員/一般社団法人テレメディーズ代表理事）より、家庭でのバイタルデータ収集や遠隔でのデータモニタリング、DCTでの活用の期待について発表します。
また、展示ブースでは、スマートフォンアプリ「OMRON connect（以下オムロンコネクト）」を通じて、血圧や心電図などのデータが収集できる「心電計付き上腕式血圧計 HCR-7800T」や「携帯型心電計 HCG-8060T」のほか、睡眠時の血圧を測定できる「手首式血圧計 HEM-9601T」などを紹介します。

当社は、循環器事業のビジョンである「脳・心血管疾患の発症ゼロ（ゼロイベント）」の実現に向けて、家庭での血圧測定や心電図記録の普及に取り組んでいます。今回の学会を通じて、医療従事者や研究者と共に学術活動行うことで、世界中の一人ひとりの健康で健やかな生活に貢献していきます。

*1分散型臨床試験（DCT=Decentralized Clinical Trial）:医療機関に患者さんが来院する頻度を減らし、スマートフォンやウェアラブル端末を使って臨床試験に臨む方法

日本臨床試験学会第15回学術集会総会の概要

テーマ	倶に織りなし、走り継ぐ臨床試験
会長	岩崎幸司先生（大阪大学医学部附属病院未来医療開発部臨床研究センター）
会期	2024年3月7日（木）～9日（土）
会場	ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター（大阪市北区）現地開催およびライブ配信
詳細	公式ホームページをご参照ください。 https://kinki-convention.jp/jsctr15/index.html