体組成計(たいそせいけい)とは?
体組成計とは
「体組成」とは、筋肉や脂肪、骨など私たちの体を構成する組織のことをいいます。その「体組成」を推定して表示するのが、体重体組成計です。肥満の予防・改善をはじめ健康管理を行うには、体重だけではなく、体脂肪率の測定、さらにその脂肪の内容(皮下脂肪か内臓脂肪か)や筋肉率の測定など、「体組成」をチェックして体のバランスを知ることが役に立ちます。体組成を毎日知ることで、自分の体の状態を確認することができるほか、その推移をチェックすることで、体重を減らすだけではなく、筋肉を増やして体脂肪を落とす健康的なダイエットができているかどうかなどを確認することができます。
体重体組成計とは
オムロンの体重体組成計では、体重と同時に体組成も測定できます。本体に乗ってから約4秒で測定が完了したり、乗るだけで誰が測定しているか認識する自動認識機能など、毎日の測定が簡単に継続できるよう便利な機能をいくつも搭載しています。
体重体組成計の種類
体重体組成計は、大きく分けると「両手両足測定タイプ」と「両足測定タイプ」の2種類があります。
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両手両足測定タイプ
「両手両足測定タイプ」は、両手と両足を結んで全身に微弱電流を流して測定するタイプ。測定時は、表示部と一体化したグリップを手で持ち、胸の高さまで引っ張り上げます。
このタイプは、体型の違いや体内水分の日内変動による影響を受けにくく、全身と両腕・両脚・体幹などの部位別の体組成を測定できます。 -
両足測定タイプ
「両足測定タイプ」は、体重体組成計に乗るだけで簡単に測定できます。体内水分の日内変動の影響を受けやすいので、毎日同じ時間帯で測りましょう。
体脂肪計と体組成計の違い
体脂肪計から進化を重ねた体組成計
体組成計の前身は、体脂肪計です。オムロンでは、1995年に家庭用としては初めてとなる、両手で測定する体脂肪計HBF-300を発売しました。表示項目は、体脂肪率・体脂肪量・肥満判定の3種類。家庭での健康管理の一環として体脂肪率チェックを行うという、その後のブームのきっかけのひとつとなりました。
その後、体重計に体脂肪測定機能がついた製品が登場し、さらに進化を重ねて、現在では体脂肪や内臓脂肪、筋肉率や基礎代謝などさまざまな項目がわかるようになりました(測定できる項目は、メーカーによって異なります)。