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(*1)正式の病名は深部静脈血栓症(DVT)、あるいは肺血栓塞栓症(PTE)といいます。深部静脈とは、足の内部静脈のことです。この部分にできた血栓が移動し、肺動脈を詰まらせることから起こります。
(*2)日本宇宙航空環境医学会(エコノミークラス症候群に関する検討委員会)では、そのほか「6週間以内に大手術を受けた人、悪性腫瘍のある人、足に静脈瘤のある人、6週間以内に急性心筋梗塞を発症した人、妊娠中もしくは出産直後の人、経口避妊薬(ピル)を含むホルモン療法を受けている人など」はリスクが高いとしています。
(*3)サッカーの日本代表・高原直泰選手が海外遠征時に、旅行者血栓症になったことはよく知られています。サッカーにかぎらず激しいスポーツで足にケガの多い人は、年齢に関係なく注意が必要です。
(1)足を動かす
1~2時間に一度は席を立ち、歩いたり、軽い屈伸運動をして足の血流を改善しましょう。飛行機の場合は歩き回ることができませんが、トイレへ行くなどして少しでも足を動かす工夫が大切です。
また座っているときにも、「ときどき足の指先を動かす、足のつま先とかかとを交互に上げ下げする、ふくらはぎをマッサージする」といった方法で、血液の流れを助けてあげましょう。
(2)こまめに水分補給する
脱水症状を起こさないためには、定期的に水分補給することが大切です。水でもかまいませんが、スポーツドリンクなどのイオン飲料は体内の水分を保持するのに効果があります。レモンには血流を改善する働きがあるので、レモン果汁の入った飲み物をとるのもいいでしょう。
アルコールや紅茶のような利尿作用のある飲み物は、尿が多く出てかえって脱水状態になることがあります。飲みすぎないように気をつけてください。
(3)服装は楽なものを
長時間座ることを考えて、服装はできるだけ楽なものを選びましょう。とくに下着類はきついものをさけ、ベルトはゆるめておきます。
(4)こんな症状には気をつけて
旅行者血栓症の前兆として、足のむくみと痛み(ふくらはぎや膝裏付近が多い)を起こす人が少なくありません。また、息苦しさや胸の痛みがある場合は、軽度の旅行者血栓症を起こしている可能性もあります。
旅行時にこうした症状がみられたら、急に席を立たず、客室乗務員や周りの人に告げ、適切な処置をとってもらうようにしましょう。
(*4)弾性ストッキングはもともと医療用に開発されたもので、手術時の血栓症予防などに使用されています。はくと足の深部静脈が適度に圧迫されて血流が速くなり、血栓をできにくくします。旅行用品売り場やドラッグストアなどでも販売されています。
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