vol.113

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Q質問

最近、「中心血圧」という言葉を聞きますが、同じ血圧でもふだん測定している血圧とは違うものなのですか?

A回答

「中心血圧」とは心臓に近い大動脈で測定される血圧で、血圧が臓器へ与える負担をみるのに適しています。
血圧は腕で測定する上腕血圧が一般的ですが、中心血圧とは心臓に近い大動脈(大動脈起始部)で測定される血圧です。中心血圧は上腕血圧とは異なる値を示すことがわかっており、血圧が臓器へ与える負担をみるためには、上腕血圧より中心血圧の測定が適していると考えられています。中心血圧が高いと、心臓病や高血圧によって悪化する病気(腎臓病や脳卒中など)のリスクが高まることが報告されています。
また、降圧薬によって、上腕血圧が十分に低下していても中心血圧はあまり低下していなかったり、逆に上腕血圧があまり低下していなくても中心血圧は十分に低下していたりするという違いがあることがわかってきました。このように降圧薬の効果を評価するのにも中心血圧の測定は重要であり、注目されています。

以前は、中心血圧を測定するには心臓カテーテル検査を行わなければなりませんでしたが、現在は手首で簡便に測定できる機器があります。中心血圧は保険診療で検査できるので、高血圧の合併症・臓器障害が気になる人は受けるとよいでしょう。
  • このコラムは、掲載日現在の内容となります。
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