vol.66 仕事が忙しいため睡眠不足が続いていますが、医師から高血圧や糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなると指摘されました。睡眠と生活習慣病は関係があるのですか?

生活習慣病Q&A
仕事が忙しいため睡眠不足が続いていますが、医師から高血圧や糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなると指摘されました。睡眠と生活習慣病は関係があるのですか?
睡眠不足が続くと、高血圧や糖尿病になるリスクが高まります。ただし、睡眠をとりすぎる場合もリスクが高まるという調査結果があるので、適度な睡眠が大切です。
睡眠と生活習慣病の関係を調査した研究では、睡眠時間5時間以下の中年齢層では高血圧の発症が多かったことがわかりました。また、睡眠時間6時間の人は7時間の人に比べて糖尿病の発症リスクが2倍で、8時間以上の人では約3倍でした。つまり、睡眠時間が短くても長くても高血圧や糖尿病のリスクが高まることがわかっています。
睡眠不足で血圧が上がる原因は、睡眠時間が短いと交感神経が活性化して血圧が上昇するためといわれています。また、睡眠時間が短い人では食欲を増進させるホルモンが増加して、食欲を低下させるホルモンが減少するため、肥満、糖尿病のリスクが高まると考えられています。

先生のプロフィール

山田 信博先生

山田 信博 先生

筑波大学学長
略歴
昭和51年 東京大学医学部医学科卒業
昭和53年 東京大学医学部附属病院 第三内科医員
昭和58年 カルフォルニア大学サンフランシスコ校留学
昭和61年 東京大学医学部第三内科助手
平成6年 東京大学医学部第三内科講師
平成7年 東京大学医学部第三内科助教授
平成10年 東京大学大学院医学系研究科糖尿病代謝内科助教授
平成11年 筑波大学臨床医学系内科(内分泌代謝)教授
平成21年 筑波大学学長
ご専門
糖尿病、内分泌、動脈硬化

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