オムロンの血圧計
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階段を上った際に呼吸が浅くなり、胸に圧迫感を覚えることがあります。動悸や疲労感、めまいを伴う場合も少なくありません。健康な人でも長時間の昇降で息切れは起こりますが、軽い負荷で頻繁に起きる場合は注意が必要です。
まずは立ち止まり、姿勢を整えて深呼吸を行います。背中を丸めて前かがみになる「三角座り」は、横隔膜を動かしやすくし、呼吸を楽にします。呼吸が整うまでは無理をせず、十分な休息を取ることが大切です。
口をすぼめてゆっくり息を吐く「口すぼめ呼吸」は、呼吸のコントロールに有効です。腹式呼吸を取り入れることで、肺の換気効率を高め、リラックス効果も得られます。息を吐く時間を吸う時間より長くすることで、酸素交換が促進されます。
ウォーキングや水中運動などの軽い有酸素運動を定期的に行い、心肺機能を維持します。呼吸筋トレーニングや腹式呼吸法を習慣化することも有効です。ストレッチやヨガを取り入れ、呼吸しやすい姿勢を保つ柔軟性を確保しましょう。
禁煙と節酒を徹底し、睡眠の質を高めることで自律神経の安定を図ります。栄養バランスの取れた食事を心がけ、鉄やビタミンの不足を防ぎます。室内の換気や空気清浄機の活用で、呼吸しやすい環境を整えることも重要です。
安静時でも息苦しさが続く場合、動悸・めまい・胸痛・発熱を伴う場合、または数日から数週間改善せず悪化している場合は、早急な受診が必要です。
基本的には呼吸器内科、循環器内科、一般内科が相談先となります。症状が急激に悪化した場合や夜間・休日であっても、救急外来の利用をためらわないでください。
服薬指導や禁煙指導、食事療法などの保健指導を受け、呼吸リハビリテーションで体力回復を図ります。再発を防ぐためには、定期通院とセルフチェックの継続が不可欠です。症状日誌やパルスオキシメーターを活用し、変化を早期に察知しましょう。
階段での息切れは、体力不足や生活習慣の影響だけでなく、心肺疾患や全身性の異常を示すサインであることがあります。突然の発症、胸痛や失神を伴う場合、症状が進行する場合は、早急な受診が必要です。生活習慣の見直しと適切な治療により、再発を防ぎ、安心して日常生活を送ることが可能になります。
三菱京都病院顧問 循環器専門医 医学博士 桝田 出
【経歴】
1980年 東京慈恵会医科大学卒業
慈恵医大第3内科、国立循環器病センター、京都大学第2内科などを経て現職。
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