更年期に起こるめまいの原因と特徴|ホルモンと自律神経の関係を解説

脳卒中・脳梗塞 病名・疾患解説
更年期に起こるめまいは、ホルモンバランスの変化や自律神経の乱れが深く関与します。ここでは、更年期に見られるめまいの特徴、原因、検査方法、関連する病気について詳しく解説します。
vol. 更年期に起こるめまいの原因と特徴|ホルモンと自律神経の関係を解説

更年期に見られるめまいの特徴と症状の種類

更年期のめまいは、動悸や息切れ、ほてり、倦怠感など他の症状と併発することがあります。

  • 回転性:周囲がグルグル回る感覚で、耳の異常が関係する場合も
  • 浮動性:フワフワ・ユラユラするような不安定感
  • 立ちくらみ型:急に視界が暗くなったり、意識が遠のいたりする感覚

更年期のめまいの原因

ホルモンバランスの変化による影響

エストロゲンの急激な減少で自律神経のバランスが乱れ、血管の収縮・拡張が不安定になります。その結果、脳への血流が不安定になり、体温調節や血圧、心拍にも影響が出ます。

生活習慣やストレスなどの外的要因

睡眠不足や慢性的な疲労、精神的ストレスはめまいを悪化させます。栄養バランスの偏りや運動不足、多忙な家庭や仕事の負荷も体調の変動を引き起こします。

更年期のめまいの原因を調べる検査方法

医療機関で行う主な検査

  • 血圧測定(座位・立位の変化を確認)
  • 心電図やホルター心電図で不整脈をチェック
  • 血液検査で貧血・糖尿病・ホルモン異常の有無を確認

めまいの症状を伴う病気

自律神経失調症との関係

更年期のホルモン低下が引き金となりやすく、めまい以外に動悸、手足の冷え、消化不良などを伴います。

メニエール病や内耳性めまい

繰り返す回転性のめまい、耳鳴り、難聴を伴う場合は注意が必要です。ストレスやホルモンの変化が誘発要因になることもあります。

起立性低血圧や貧血

急に立ち上がったときの脳への血流不足でめまいが生じます。更年期女性に多い鉄欠乏性貧血が関与するケースもあります。

まとめ

更年期のめまいは、ホルモン変化と自律神経の乱れが主な原因ですが、生活習慣やストレスも大きく影響します。症状が続く場合は早めに医療機関で検査を受け、原因を特定し、適切な治療とセルフケアを組み合わせることで、安心して更年期を乗り越えることができます。




記事監修

三菱京都病院顧問 循環器専門医 医学博士 桝田 出
【経歴】
1980年 東京慈恵会医科大学卒業
慈恵医大第3内科、国立循環器病センター、京都大学第2内科などを経て現職。


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