正しい使い方(正しい体温の測り方)
平熱は、一人ひとり異なります。
血圧と違い、体温は急激に変化しにくいため、体の健康や病気のサインとなる重要な情報です。
したがって、自分の日常の体温(平熱)を把握しておくことは、
病気のサインを逃さないために非常に有効な予防対策です。
動画で見る体温計の使い方
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体温計(わき測定)の使い方(43秒)
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耳式体温計の正しい使い方(2分24秒)
耳式体温計の測り方
自分で測定する場合
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1.電源/測定スイッチを押し、電源を入れます。
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2.℃の表示が出たらプローブを耳に入れます。
ピッと鳴ったら、自動的に測定が始まります。 -
3.プローブを左右に動かします。
ぴったりセンシング機能によって測定中のもっとも高い温度を記憶します。 -
4.プローブを耳に入れたままで、もう一度電源/測定スイッチを押します。
ピピピピッと鳴り、測定終了です。
他人(子ども)を測定する場合(MC-510使用)
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1.耳の上部分をかるく後方にひっぱり、耳の穴をまっすぐにします。
プローブを耳の穴に沿って入れます。 -
2.そのまま測定ボタンを押します。鼓膜の方向が分かりづらいとき、うまく測れないときは
「ピッ」と鳴った後、左右に振ってください。
検温のポイント
耳式体温計で検温する場合、耳の中が汚れていると、正確な測定ができません。耳垢などはきれいに取り除いておきましょう。
わき式体温計の測り方
体温計を正しくあてて測らないと、精度の高い検温値が得られない場合があります。
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1.体温計の電源を入れる。
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2.表示部が全点灯した後、「L℃」が表示されたら検温準備完了です。
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3.わきの中心にあてる
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4.体温計を下から少し押し上げるようにして、わきをしっかりしめる。
検温のポイント
- いつも同じ測り方をする。(わきの中央部に下から突き上げるイメージで)
- 汗を拭く。
汗をかいていると、熱の伝導率が異なってしまい正しく検温できない可能性があります。 - 下着に触らない。
下着などに当たってしまうと、熱の伝導率が異なってしまい正しく検温できない可能性があります。
口での体温計の測り方
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1.感温部を舌の裏側の付け根側に当てます。
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2.舌で密着させ口を閉じて、本体を手でささえます。
自分の平熱を知りましょう
- 食後やお風呂、運動のあとには体温が上がります。最低30分以上経ってから検温しましょう。
- 平熱の日内変動を把握するため、測定した体温とともに検温した時間を記録(メモ)しておきましょう。
- 子どもの場合、泣いたあとは体温が上昇するため、機嫌の良いとき、または寝ている間に検温をしておきましょう。