vol.107

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Q質問

降圧薬を長い間飲み続けると、副作用がでやすくなることがあるのですか?

A回答

薬の蓄積作用はありませんが、加齢による体の変化により薬の効き方が変わり、以前にはなかった副作用がでることがあります。
現在使われている降圧薬には、長い間飲み続けることで副作用がでるという蓄積作用はほとんどありません。しかし、長く薬を飲み続けている場合に注意が必要なことがあります。
高血圧患者さんが降圧薬を50歳のときから20年間飲み続けているとしたら、その患者さんは70歳になっています。高齢になると一般的に心機能や腎機能などの生理機能が低下しているので若いころと薬の効き方が変わり、副作用がでやすくなることがあるのです。

高齢者に副作用がでやすい降圧薬としては、利尿薬やβ遮断薬、α遮断薬などがあります。利尿薬では効果が強くでた場合、脱水症状になることがあります。また、高齢者で心機能が低下している場合には、β遮断薬を飲むと徐脈(脈がゆっくりになる)など、心臓への副作用がおこりやすくなります。α遮断薬には、副作用としてめまい・起立性低血圧(立ちくらみ)があり、高齢者ではもともと起立性低血圧をおこしやすい人もいるので、この薬も注意が必要でしょう。

副作用がおこったとしても、投与量を減らしたり、薬を変更することによって副作用を抑えることができますので、薬を飲んでいて以前にはなかった症状がでた場合には、医師に相談しましょう。
  • このコラムは、掲載日現在の内容となります。
    掲載時のものから情報が異なることがありますので、あらかじめご了承ください。

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