vol.148

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Q質問

検査の結果、睡眠時無呼吸症候群と診断されました。あわせて高血圧に関しても注意をうながされましたが、関係があるのでしょうか?

A回答

睡眠時無呼吸症候群は、高血圧の原因になります。
睡眠時無呼吸候群(SAS)は、寝ている間に気道が閉じることにより、一時的に呼吸が止まる病気です。いびきが異常に大きかったり、睡眠中にいびきが止まったりすることがある、日中に強い眠気を感じるといった症状が認められる場合などに、罹患が考えられます。診断の過程で説明を受けられたかと思いますが、SASは生活習慣病と密接に関連しており、狭心症や心筋梗塞、脳血管障害や糖尿病などの合併も多く認められます。

SASと高血圧に関しては、これまでも海外の疫学調査から、SAS患者は高血圧の発症が通常の1.4倍から2.9倍になることがわかっていました。
また、近年日本で行われた自治医科大学とオムロン ヘルスケアの研究から、SASが伴うと夜の血圧が200mmHg以上に上がるという危険な高血圧が存在することも明らかになっています。

SASが高血圧をもたらす原因としては、低酸素や息苦しくて目覚めるたびに交感神経がたかぶること、喉がふさがれることにより血圧が上昇することなどが考えられており、さらにはSAS患者の場合は「治療抵抗性高血圧」といって一般的な降圧薬が効きにくいこともわかっています。そのため、まずSASの治療を行うことが重要です。 夜間血圧の平均値だけではなく、睡眠時無呼吸発生時の血圧上昇も管理することが必要になりますので、しっかりと治療に取り組んでください。


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