OMRON All for Healthcare

vol.160

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Q質問

「ジャガイモの食べ過ぎで高血圧に」という記事を読みました。本当でしょうか?

A回答

確かに食べ過ぎると高血圧のリスクになるという報告がありますが、調理法や摂取量によっても影響は異なります。
ジャガイモはとてもポピュラーな作物ですが、それゆえ調理法も多岐にわたり、場合によっては各種疾患のリスクになり得ます。
「ジャガイモが高血圧のリスク」という報告は、2016年6月に米ブルガム・アンド・ウィメンズ病院よりなされたもので※1、男女約18万7千人を対象に、20年間に渡って高血圧と食生活との関係が調査されています。その結果、ジャガイモを週に4回以上食べる人は、月に1回未満しかジャガイモを食べない人に比べ高血圧になるリスクが高く、調理法別では「焼く」「ゆでる」「つぶす」場合で11%、油で揚げる場合には17%、高血圧のリスク上昇が認められたとのことです。その理由は、ジャガイモが「食品が体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを示すGI値(グリセミック指数:Glycemic Index)」が高いため、と考察されています。
また、大阪がん循環器病予防センターと米ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院との共同研究では、フレンチフライの摂取量が多いと2型糖尿病になるリスクが高くなるとも報告されています※2。

いずれの研究においても、ジャガイモの摂取量を減らすこと、デンプン質ではない他の野菜に置き換えることが推奨されていますが、ジャガイモ自体は食後血糖値を上げやすいとはいえ、ビタミンCやカリウム、葉酸なども豊富ないも類です。できるだけ油で揚げないなど調理方法に気をつけ、過剰な摂取を控えればよいでしょう。

※1  Potato intake and incidence of hypertension: results from three prospective US cohort studies. BMJ. 2016 May 17;353:i2351より

※2 Potato Consumption and Risk of Type 2 Diabetes: Results From Three Prospective Cohort Studies. Diabetes Care. 2016 Mar;39(3):376-84.より


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