vol.31

LINEで送る 一覧に戻る

Q質問

定期健康診断などで行われる心電図検査から、どのような病気あるいはその兆候が分かるのでしょうか?

A回答

心電図検査で分かる病気には、不整脈、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患、心肥大などがあります。定期健康診断などで測定する安静時の心電図は、心電図検査の中でもっとも基本的なものです。安静時の測定だけでは分からない場合もあるので、他にも様々な心電図検査があります。
心電図とは、心臓の筋肉の収縮に伴って発生する微量の電流を波形としてグラフにあらわしたものです。この波形の乱れから病気の兆候などを読み取ります。しかし、健康診断などで行う安静時の心電図測定によってすべての心臓の病気が見つかるとは限りません。心臓の病気はいつ起こるかわからず、また安静にしていたのでは症状が現われないことがあります。そういった安静時に見つかりにくい異常を見つけるために、心電図検査には他にも様々な方法があります。二段の階段を一定時間昇り降りしたあとに心電図を測る「マスター二段階テスト」やベルトの上を歩きながら心電図を測定する「トレッドミル検査」、固定した自転車のペダルを踏んでおもに下肢に負荷をかける「エルゴメーター検査」などです。これらは運動によって心臓に負荷をかけ、安静時では見つけにくい心臓の異常を見つける方法です。また、検査方法だけでなく機器にも様々な種類があります。24時間体に電極を付着させ、連続的に心電図を測ることができる「ホルター心電計」や、持ち歩きができ症状のあったときに自身で心電図を計測できる携帯型の心電計などがあります。こういった機器の登場によって、心臓に異常が出たときの心電図を日常の様々な場面で測定できるようになりました。
以上のように、心電図には様々な測定方法があり、健康診断での安静時の心電図測定は「基本」です。健康診断で問題なくても日常で異常を感じたら必ず医師に相談しましょう。
  • このコラムは、掲載日現在の内容となります。
    掲載時のものから情報が異なることがありますので、あらかじめご了承ください。

この記事をシェアする

LINEで送る
blank 商品のご購入はこちら
このページの先頭へ戻る