vol.124

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Q質問

高血圧と診断されて治療を始めましたが、利尿薬を処方されました。なぜ、尿を多く出すことで血圧が下がるのですか?

A回答

利尿薬により、体内のナトリウムを水分と一緒に排出することで血圧が下がります。他の降圧薬と組み合わせて使われることが多い薬です。
ナトリウムとは食塩の成分です。塩辛いものを食べると喉が渇きますね。これは、水分を摂ることで体液の状態を一定に保つための自然な欲求なのです。そのため、塩分を多く摂り過ぎるとそれに伴って体内の水分量も増えてしまいます。余分な水分は腎臓から尿として排泄されますが、このときに必要になるのが心臓のポンプ機能です。多くの尿を出すために心臓がより力強くポンプ機能を発揮するので、心拍出量(心臓から拍出される血液量)が増え、その結果血圧は上がります。利尿薬を飲むとその作用により体内の水分量が減り、心拍出量が減って血圧は下がります。
また、長期にわたる利尿薬の服用は末梢血管抵抗(末梢の細い血管での血液の流れにくさ)を下げるので、それによっても血圧が下がります。

利尿薬は安価で降圧効果に優れており、しかも少量の服用で十分な効果があります。また、1つの降圧薬であまり効果がみられない場合に、利尿薬と組み合わせることで効果が高まることがあります。主な副作用に低カリウム血症(血液中のカリウムが少なくなってしまうこと)がありますが、少量の服用であれば重症にはなりませんので、医師から処方された量をきちんと守って服用するようにしましょう。
  • このコラムは、掲載日現在の内容となります。
    掲載時のものから情報が異なることがありますので、あらかじめご了承ください。

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