動脈硬化の診断と検査

動脈硬化のチェック項目

動脈硬化そのものには、数値で示されるような基準はありません。
病院では、血圧やコレステロール値、中性脂肪値などの測定のほか、脈波、血糖値、尿酸値などをチェックします。
一般に、動脈硬化が起こっていると血圧は高くなります。
またコレステロール値や中性脂肪値の測定基準は、日本動脈硬化学会による「脂質異常症の診療ガイドライン」によります(「脂質異常症」の章を参照ください)。
脈波という言葉は、あまり聞きなれないかもしれません。
脈波は、心臓から血液が送り出されたとき、血管に伝わる波動のような動きとその反射波のことです。脈波を調べることで、血管の硬さや内径など血管内で起きている動脈硬化の状態をより詳しく知ることができます。
こうしたチェックに加え、患者さんごとに肥満度や喫煙歴などを加味し、医師が動脈硬化の可能性について判断します。

動脈硬化の程度を知るには

実際に動脈硬化の可能性がある場合には、心臓や脳、下肢などへの影響の程度を知るために、一般的に次のような検査が行われます。

  1. 心電図検査
  2. 眼底検査
  3. 上腕部と下肢(足)の血圧差、脈拍の乱れなど

これらの検査によって、どこにどの程度の動脈硬化が起こっているのかを知ることができます。
さらに詳しい検査が必要な場合には、冠動脈や脳動脈など動脈硬化が起こっている場所ごとに、MRI、CTスキャン、エコー検査、血管造影検査などが行われます。

ワンポイントアドバイス

動脈硬化には自覚症状はほとんどありませんが、心臓や脳などに影響が出てくると、重大な病気に進む前ぶれともいえる症状がみられることがあります。
たとえば、階段を上ると息がきれる、めまいがする、胸のあたりに軽い痛みが出る、手足に軽いしびれが出るなどです。これらは動脈がつまっているときに起こりやすい症状なので、早めに検査を受けるようにしましょう。


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