肥満と体脂肪

肥満というと、「体重が重くなった」とか「下半身が太った」といったように、体重や体型のことばかりを気にしていないでしょうか。
たしかにそれも、肥満の目安のひとつです。でも生活習慣病との関連でいえば、肥満とは体脂肪が必要以上に増えた状態のことなのです。
私たちのからだは、大別すると水分、筋肉、脂肪(体脂肪)からできています。
このうちの体脂肪は、エネルギーを貯蔵したり、内臓を保護するなど、生命活動に欠かせない重要な役割をしています。ところが体脂肪が増えすぎて肥満状態になると、Lesson1 で紹介したようなさまざまな悪影響を及ぼします。

体脂肪はなぜ増える

体脂肪は、年齢とともに増加する傾向があります。
その理由は、基礎代謝量(呼吸や心臓の拍動など生命の維持活動のために最低限必要となる消費エネルギー)が減少するためです。
基礎代謝量のうち、もっとも大きな割合を占めるのは筋肉ですが、加齢とともに筋肉は減る上に中年になるにつれ運動をしない人が増えるため、ほとんどの人は筋肉量が減少します。それに気づかず、若い頃と同じように食事をしていると、慢性的な食べすぎや飲みすぎの状態からカロリー過多となり、それが体脂肪となって蓄積されます。
若い頃と体重があまり変わらない人でも、実は筋肉量が落ち、代わりに体脂肪が増え、見かけの体重だけが同じということも少なくありません。
また仕事の忙しさなどから、食事を抜くなどの不規則な食生活をしていると、からだが危機感をもち、食事から得たエネルギーを脂肪分として蓄えようとします。それも体脂肪が増える理由のひとつです。


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