中性脂肪を減らそう

中性脂肪値が高めの人は、Lesson7の基本に加えて、次のことを心がけましょう。

腹八分目にする

慢性的な食べすぎによってエネルギーが余ると、中性脂肪となってどんどん蓄積されていきます。肥満を防ぐためにも、腹八分目にしましょう。

  1. ゆっくり食べるクセをつける
  2. ひと口ごとによく噛んで食べる
  3. 食事の途中で箸を置き休む

アルコールを飲みすぎない

適量のアルコールには、善玉(HDL)コレステロールを増やす効果があります。ところが飲みすぎると、今度は中性脂肪を増やす原因となります。適量とは、1日当たりビールなら大瓶1本、日本酒なら1合、ワインならグラス2杯程度までのことです。
アルコールそのものにカロリーがあるうえ、つまみなどで揚げ物などを食べると、カロリー・オーバーの原因にもなります。

ビール大瓶1本、日本酒1合、ワイン2杯

適度の運動をする

中性脂肪の中でも、さまざまな生活習慣病の原因となる内臓脂肪は、運動によって減らすことができます。ウォーキング、アクアサイズ(水中運動)、軽めのジョギング、エアロバイク(固定式の自転車こぎ)などの有酸素運動で、中性脂肪を効率よく減らしましょう。
1日10〜15分程度の運動でもいいので、1日2〜3回、週に4日程度は続けることが大切です。

夜間はあまり食べない

夜間はからだをあまり動かさないため、エネルギー消費量が少なくなり、食べたものが中性脂肪になりやすい傾向があります。夜間に仕事をする人以外は、夕食のカロリーはひかえめにし、寝る前の夜食は食べないようにしましょう。