夫婦で妊娠を望んでいます。正しいタイミングの取り方を教えてください。 | オムロン式美人

夫婦で妊娠を望んでいます。正しいタイミングの取り方を教えてください。

排卵日の3日前ぐらいから性交渉を持つと、妊娠の可能性が高まります。ただし、排卵日の予測はなかなか難しいので、普段の性交渉の回数自体を自然に増やせるといいですね。

タイミング法とは、最も妊娠の可能性が高いと思われる排卵日を予測し、その日に性交渉をもつ方法です。
妊娠するには、排卵が起こったときに、お腹の中のすぐそば(卵管内)に精子がいなければなりません。卵子の寿命はおよそ1日、精子の寿命はおよそ3日程度と覚えておきましょう。よって、排卵日の3日前ぐらいから性交渉を持つと、妊娠の可能性が高まります。
ただし、排卵日には個人差があり、予測は少し難しいと思ってください。通常であれば、月経周期が28日周期の場合、生理が始まった日から約2週間後に排卵が起こると考えます。月経の始まった日を1日目として数え、14日目が排卵日になりますが、そもそも月経周期が不規則な人は予測しにくいですね。
そのほか、排卵日を予測するには、①基礎体温表や②排卵日検査薬(処方箋薬局で購入可)で調べる方法のほか、婦人科・不妊治療専門の医療機関などで行う③卵胞チェック(エコー検査)などの方法があります。

<セックスの回数も実は重要です。>
妊娠のしやすさはセックスの回数と関係があります。そもそも週に2〜3回性交渉があるカップルなら、精子がいつも女性の体内にある状態なので、いつ排卵しても妊娠できる状態にあります。そうした状態にあるカップルの妊娠確率は1年間で85%と言われています。
逆に言うと、性交渉がそもそも少ないカップルは、それだけ妊娠の可能性が落ちてしまいます。また、年齢とともに卵子は老化していき、妊娠の確率は下がります。
若いカップルで自然な性欲があるなら、排卵日にあわせて無理に性交渉をするよりも、性交渉の回数自体を増やしたほうが妊娠しやすいでしょう。
<基礎体温表で調べる排卵日>
基礎体温は、主に自分のおおまかな体温変化や体調を観察するもの。最近は基礎体温を入力することによって排卵日を予測してくれるスマホアプリなども出てきています。
基礎体温やおりものの変化などをチェックしておくことで、だいたいの排卵日がわかるようになる人もいますが、「絶対ここ!」という正確な排卵日を特定するのはなかなか難しいものです。
基礎体温は、細かい数値をひとつひとつ気にしてもあまり意味がありません。ひと月の大きな波のうねりを見ていくようにしましょう。通常、高温期と低温期の二相に分かれ、排卵が終わると体温が上がります。「予測した日と実際の排卵日」を、あとで確認する目的で使うのも一案です。
<排卵日検査薬で調べる排卵日>
排卵日検査薬(処方箋薬局で購入可)は、尿中のLH(黄体形成ホルモン)濃度の上昇をとらえ排卵日を予測します。一般的に、血中および尿中のLH濃度の上昇が始まってから約36時間以内に排卵が起こることが知られています。上手な使い方としては、基礎体温をつけておいて、予想した排卵日の少し前から検査薬の使用を始めたらどうでしょう。月経周期が28日の人なら、月経開始日から数えて12日目ぐらいから検査を始めます。陽性が出たら、排卵が終わるまでは2~3日に1回は性交渉をもちましょう。高温期(排卵後)になってから検査薬を使っても、意味がありません。

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