妊娠に適齢期はありますか。 | オムロン式美人

妊娠に適齢期はありますか。

18歳から45歳くらいまでを「性成熟期」と言い、女性が妊娠・出産をするのに適した年齢になります。

男性の場合は、加齢によってある程度、生殖機能が低下するとはいえ、60歳や70歳でも精子を作ることができます。一方、女性は閉経とともに40代後半で生殖能力を失います。つまり、女性は妊娠するのにタイムリミットがあるのです。
では、生理があれば妊娠できるのかというと、必ずしもそうではありません。生理が始まったばかりの思春期や、40代後半ぐらいから始まる更年期には、生理があっても無排卵性の周期がたびたび見られます。排卵がなければ、妊娠はできませんからね。ただ、その世代では排卵があったりなかったりするので、10代や40代後半で妊娠する女性もいるのです。
一般に、妊娠に適しているのは「性成熟期」と言われる20歳前から40歳すぎぐらいまで。最近は初経年齢が早まっている影響で、子宮筋腫や子宮内膜症などの疾患が起こる時期が若年齢化しています。そういう意味では、合併症がなく妊娠できるのは、より若い年齢ということになりますね。25歳〜35歳ぐらいが最も妊娠に適した時期と言えるでしょう。
妊娠を望まない間は避妊をすることが大切です。また、将来の妊娠に備え、20歳ぐらいからは、婦人科検診(内診、エコー検査、子宮頸がん検診、性感染症検査など)を受けることも大事ですね。性感染症(性器クラミジア感染症、淋菌感染症、性器ヘルペス、HIV感染症など)を起こすと、不妊の原因になるだけでなく、母子感染の危険性もあります。妊娠前に調べておくことはとても大事なことです。
20歳〜35歳では、少なくとも2年に1回は、婦人科で一通りの検査を受けておきましょう。それ以降は年1回の検診が理想的です。

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