「太りすぎていると妊娠しにくい」というのは本当ですか? | オムロン式美人

「太りすぎていると妊娠しにくい」というのは本当ですか?

太り過ぎもやせ過ぎも、妊娠には不利です。

太り過ぎの女性の中には、糖代謝異常や脂質代謝異常を来たし、無排卵になる人がいます。また排卵が起こらなくなる「多嚢胞性卵巣」は、肥満とよく合併する病気です。加えて、親が糖尿病の人や医師から「糖尿病の気がある」と言われたことのある人も要注意。糖尿病になりやすい体質の人は、排卵障害を起こしやすく、不妊になりやすいと言われているからです。
一方、急激なダイエットによるやせすぎも注意が必要ですね。体が栄養不足・エネルギー不足に陥ると、脳は命に関わる臓器のほうを優先して働かせようとするので、卵巣の機能を停止させ、その結果排卵が止まってしまうことがあるのです。現在、若い女性の3人に1人が痩せすぎというデータが出ています。
体脂肪とホルモンの働きは連動しています。妊娠しやすい体を望むなら、日頃から適正体重を維持するよう心がけましょう。一時的な排卵障害なら、適正体重に戻すことで改善されます。不安な人は、婦人科を受診しましょう。

<多嚢胞性卵巣(PCOS)とは>
排卵が行われないために、卵巣の中にたくさんの卵胞がたまっていく病態。PCOS患者は、高血圧、糖尿病、メタボ(肥満)などと合併しやすいと言われています。
<自分の適正体重を知るには>
BMI(肥満指数)を目安にしましょう。
BMI=体重(kg)÷ 身長(m)の二乗
日本肥満学会の基準では、BMIが18.5以上25未満は標準、18.5未満を痩せすぎ、25以上を肥満としています。
https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/guide/bmi/

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