生理不順はどうしたら改善できますか?
生理が不順になる原因の第1位は体重減少。第2位がストレス、第3位が運動のしすぎ、第4位が太り過ぎです。それぞれの原因や症状にあった適切なケアが必要になってきます。
まず最初に、妊娠の可能性はありませんか? 妊娠ではないということなら、生理不順の原因をつきとめることが大切ですね。無理なダイエット(栄養不足)や過度のストレスにより、視床下部から出る指令ホルモンが低下すると生理が不順になったり、止まってしまったりすることがあります。運動のし過ぎや、太り過ぎもホルモンバランスを崩す要因になります。
いずれにしても、生理不順はからだからのSOSです。生理不順を放っておいて排卵がおこりにくくなってしまうと、いざというときになかなか赤ちゃんができないということもあります。生理不順を軽視しないことが大切です。
そのほか、40歳を過ぎてからの生理不順の場合は、卵巣寿命による機能低下の可能性が高くなります。分泌される女性ホルモンが少なくなっています。周期が短くなったり、間隔が空いたり、また月経血がどっと増えることもあったりしながら、閉経に向かうことが多いようです。こうした年齢による生理不順は様子を見ることもできます。ただ、40代以降は、子宮がんや卵巣がんの発生率が高くなるので、婦人科検診は定期的にきちんと受けて、不正出血が続くような場合は婦人科を受診してくださいね。