体温が35℃台と低めです。低いままだと何か問題があるでしょうか?
一般的に、平熱が35℃台の人は「低体温」といわれています。低体温は病気ではありませんが、放っておくと冷え性や生理不順など、さまざまな不調につながる可能性があります。
基礎体温を測ったときに、低温期が35℃台、高温期に入っても36℃台前半の場合は、低体温といえます。低体温になると、冷えによって血流が悪くなり、免疫力が低下するため、病気になりやすいといわれています。女性を悩ませる冷え性や生理不順も、低体温の人によく見られる症状です。
また、体温が低い人の基礎体温グラフは、低温期が続いて高温期に入らない、もしくは入っても短いことがあります。この場合は、排卵がうまく行われていない可能性や、卵巣の機能が低下している可能性があるので注意が必要です。
低体温になる理由として、栄養不足(たんぱく質や油脂、ビタミン、ミネラル)、不規則な生活や運動不足、ストレスなどが挙げられます。もし心当たりがあれば、次のような生活習慣を身につけましょう。
- 早寝早起きを実践して生活のリズムを整える
- 3食きちんとバランスよく食べる
- 適度な運動を取り入れる
- ストレスをためない
- 入浴はシャワーだけでなく湯船にゆっくりつかる
昔と比べると、現代人は体温が低い人が増えているようです。健やかな毎日のために、体温アップを目指しましょう。