40代になり生理周期が乱れてきた気がします。このまま40代で閉経することはありますか？

日本女性の閉経年齢は50歳すぎですが、個人差が大きく、40代半ばで閉経することもありえます。

閉経とは、卵巣機能の活動が次第に低下して、月経が永久に停止した状態のことです。閉経に向けたからだの変化は、実は30代から始まっています。卵巣から分泌される女性ホルモンは30代後半から徐々に減りはじめ、卵巣の機能も少しずつ落ちていきます。40代に入ると、女性ホルモンの量は急激に減少して、閉経へと向かいます。そのため、月経が2～3ヵ月に1回になったり、反対に1ヵ月に複数回きたりして、生理周期に乱れが生じるのです。また、生理中の出血量も多かったり少なかったりと変化がみられるでしょう。

日本女性の平均的な閉経年齢は50.5歳といわれていますが、個人差があり、40代半ばに閉経する人もいれば、56～57歳くらいまで月経がある人もいます。30代で閉経してしまう早発閉経もあります。

40代を過ぎて、生理不順が続くようでしたら、そろそろ閉経が近づいてきていると考えて、まずは基礎体温をつけ、婦人科医に相談することをおすすめします。ホルモン検査により閉経なのか単なる月経不順なのかを判断できます。