50代になって生理周期が短くなってきました。これからどうなるのでしょうか?
生理周期が短くなったりするなど、生理の周期や量に乱れが生じたら、そろそろ更年期の始まりかもしれません。数年かけて閉経へと向かいます。
更年期を迎えると、生理の周期や量が乱れがちです。初期の段階では、今まで規則正しかった生理が、短いサイクルで訪れるようになります。これは、減少したエストロゲン(女性ホルモン)の分泌を促そうとして、脳下垂体から性腺刺激ホルモンが大量に放出されるからです。人によっては、月経が月に2回以上くることもあるでしょう。通常は、経血量は少なくなり、生理期間も短くなります。
その後、生理周期が短くなったり長くなったり、生理の日数も8日以上続くときがあれば、数日で終わるときもあるなど一定しません。やがて、生理の周期が2ヵ月に一度、4~5ヵ月に一度とだんだん間隔が空くようになります。最終的に、1年以上月経が来なかったら最後の月経で閉経です。
閉経の前後は、不正出血が起こりやすい時期でもあります。しかし、生理が不安定なので、それが更年期によるものか、病気によるものかを見分けるのは難しいものです。婦人科系の病気が隠れている可能性もあるため、普段から年に1回の婦人科検診を怠らないようにしましょう。不正出血があった場合は軽視せず、かかりつけ医に相談することが大切です。