原因不明が多い腰痛の中で痛みの原因が特定できる「特異性腰痛」とは
日本の成人の90%が、なんらかの機会に経験しているという腰痛。実は、腰痛とは病気の名前ではなく、腰からくる痛みや張りなどの不快に感じる症状の総称です。このうち、画像診断や血液検査などで痛みの原因が特定できるものを「特異性腰痛」、原因がはっきりしないものを「非特異性腰痛」といいます。特異性腰痛とはどのようなものなのか、またどのような原因が考えられるのかをみていきましょう。
MORE腰に痛みや違和感はありませんか?
正しい知識と日々のケアで、痛みを和らげることができるかもしれません。
日本の成人の90%が、なんらかの機会に経験しているという腰痛。実は、腰痛とは病気の名前ではなく、腰からくる痛みや張りなどの不快に感じる症状の総称です。このうち、画像診断や血液検査などで痛みの原因が特定できるものを「特異性腰痛」、原因がはっきりしないものを「非特異性腰痛」といいます。特異性腰痛とはどのようなものなのか、またどのような原因が考えられるのかをみていきましょう。
MORE原因が特定できる腰痛の中で、比較的多い疾患が腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニアです。からだを活発に動かす若い男性に多くみられます。痛みの激しいときは、安静にするのが第一ですが、安静にしているだけでは治らないので、症状が落ち着いたら整形外科を受診しましょう。
MORE腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は、中高年に多くみられる病気です。私たちのからだは20〜25歳頃にピークに達したあと、老化が始まります。脊椎でクッションの役目をしている椎間板も例外ではありません。年齢を重ねるにつれて老化が進み、腰痛の原因を作ります。腰部脊柱管狭窄症とその症状について、みていきましょう。
MORE骨粗しょう症は女性に多い病気です。日本の骨粗しょう症患者のうち、女性が男性の約3倍を占めるといわれています。骨粗しょう症になると、気づかないまま骨が折れているケースも少なくありません。腰や背中が痛いといった症状はありませんか? 骨粗しょう症による骨折が隠れている可能性があるので、そのままにせず早めに骨密度の検査を受けましょう。
MORE腰痛の原因はさまざまです。なかには脊椎疾患や内臓疾患など、腰とは関係のない病気が原因で腰痛が起こる場合もあります。重大な病気が潜んでいる場合もあるので、腰痛が長引くときには、早めに医療機関を受診しましょう。
MORE腰痛の原因にはさまざまなものが考えられますが、日頃の姿勢や生活習慣が招く、筋疲労やからだのゆがみも大きく関与しています。長時間同じ姿勢を続けていると、腰の筋肉が緊張した状態が続いて筋疲労を起こし、痛みを生じる場合があります。また、気がつけばいつも猫背になっている、座るときに足を組む、いつも片足に重心をかけて立っているといったクセにより生じるからだのゆがみも、痛みを生じさせる原因の一つです。働く世代にとっては、労働環境と腰痛の関係も深く、いわゆる「腰痛持ち」が多い職種も存在しています。
ここでは、生活習慣や労働環境が招く筋疲労による腰痛、またその予防のコツについて解説します。
腰痛の約85%は原因不明とされています。腰痛がひどい場合は、まず痛みと炎症を和らげるために薬と注射で治療を進めるのが基本です。ただし、薬物療法(投薬治療・神経ブロック療法)はあくまでも痛みを抑える対症療法であり、病気そのものを治すものではありません。状況によっては、理学療法や外科的治療などが必要になるケースもあります。理学療法は、運動機能に問題がある人の機能回復を図って、できるだけ早く社会復帰させるための治療です。医師の指導のもとで、理学療法士によるリハビリテーション(略してリハビリ)が行われます。ここでは、病院で行う腰痛治療を紹介します。
MORE腰痛を引き起こす原因に、運動不足による腰の周りの筋肉の衰えと、柔軟性の低下があります。背骨をまっすぐに支える力が低下すると、背骨や腰椎にかかる負担が増えてしまい、痛みにつながったり、筋肉が凝り固まった状態が続くことで血流が滞り、痛みを生み出す発痛物質が放出され、さらなる痛みにつながります。
ここでは、自宅で取り入れられる筋力トレーニングやストレッチ、短時間で取り組める電気治療器やツボ押し、またマインドフルネスを活用したメンタルケアの方法をご紹介します。無理のない範囲で取り組める、自分にあったケア方法を探してみましょう。