電気・低周波治療

低周波治療器の効果と注意点

肩こりや腰まわりの痛みなどのケアには、ストレッチやマッサージが効果的です。しかし「長続きしない」「時間がない」という方も多いのではないでしょうか? そんなときに心強い味方となってくれるのが、家庭で手軽に使える低周波治療器です。ただし、使い方次第で、大きな効果が得られるか、反対に逆効果になるかが変わってきます。低周波治療器の効果と注意点を正しく理解した上で、使用するようにしましょう。

目次
低周波治療器の効果
低周波治療器の注意点

低周波治療器の効果

筋疲労や痛みを緩和する

筋肉が緊張して硬くなると、血行が悪くなります。血行が悪くなると、全身に酸素や栄養が行き渡らなくなり、筋肉には疲労物質がたまります。さらに、酸素不足により筋肉から痛み物質が放出され、痛みやコリが生じるようになるのです。これが肩こりや腰まわりの痛みを引き起こす原因のひとつです。
低周波治療器を使ってからだの外から電気の刺激を与えると、筋肉の収縮・弛緩が起こります。この筋ポンプ作用で血行が促され、疲労物質や痛み物質が洗い流されるため、筋肉疲労を緩和することができるのです。

急性の痛みに効く

急性期の痛みは、急な外傷や病気などによる痛みです。基本的に一過性かつ局所的なのが特徴です。低周波治療のなかでも高い周波数による刺激は、痛みの伝達を即効的に遮断する効果に優れているので、急性痛に有効とされています。

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慢性の痛みやしびれに効く

低い周波数による刺激は、慢性の痛みやしびれに有効とされています。高い周波数に比べると即効性はありませんが、少しずつ効果が現れてくるのが特徴です。通電を停止したあとも、しばらく効果が続きます。

マッサージと同様の体感を得られる

「からだに電気を流すなんて怖い!」と思うかもしれませんが、もともと人間のからだには微量の電気が流れています。正しく使用することで、自宅にいながらマッサージに行ったような心地よい体感を得られます。

低周波治療器の注意点

ピリピリとした刺激がある

皮膚抵抗が大きいため、電気特有のピリピリ感やチクチク感があります。この感覚が苦手な人は使いづらいかもしれません。

パッドのお手入れが必要

低周波治療器では、パッドを直接肌につけて使用します。皮脂やほこりなどで汚れるため、こまめに水洗いして清潔に保つ必要があります。パッドの種類によってお手入れ方法が異なるので、取扱説明書を確認してください。

効果だけでなく注意点を正しく知っておくと、より適切に低周波治療器を使えるようになります。家庭用低周波治療器の購入を検討される際には、ぜひ参考にしてください。

参考)
橋口さおり『運動・からだ図解 痛み・鎮痛のしくみ』マイナビ出版
一般社団法人日本ホームヘルス機器協会『【家庭用低周波治療器】とは?』
一般財団法人日本電子治療器学会『電流刺激療法とは』
オムロン『パッドのお手入れ方法』
監修:
京都大学大学院医学研究科 青山朋樹教授
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