更年期に頻脈が起こるのはなぜですか?
更年期の頻脈はホルモン変化と自律神経の乱れが関係しています。
更年期に頻脈(心拍数が通常より速くなる状態)が起こるのは、女性ホルモンであるエストロゲンの急激な減少が原因の一つです。エストロゲンは、自律神経(体温や心拍、血圧などを調整する神経)を安定させる働きを持っています。そのため、更年期になると自律神経のバランスが崩れやすくなり、心拍数が上がったり、動悸や息苦しさを感じることがあります。特にストレスや緊張、睡眠不足、カフェインの摂りすぎなどが重なると症状が強くなることがあります。
頻脈そのものは一時的で、ホルモンバランスが落ち着くと自然に軽くなることも多いですが、心臓疾患や甲状腺の病気が隠れている場合もあります。脈が早くなる状態が長く続く、胸の痛みやめまい、息切れを伴う場合は、循環器内科や婦人科での受診をおすすめします。更年期によるものか、別の病気が原因かを確認し、必要に応じて心電図やホルモン検査を行うことで安心につながります。自宅で測れる家庭用心電計を使って脈の様子を記録するのも有用です。


